番外編4「セティアの翼」
デビアスの警邏に出ていたときのことだ
デビアス4丁目に住む幸子さん(仮名)が身投げしようとしていたので相談にのってあげた。
悩みというのは、最近冒険者が少なくなって張り合いが無くなったことや
たまに迷い込んでくる低レベル冒険者にすら軽く屠られ、プライドが傷ついた とのことだ。
そういう役回りをしてくれるアナタが居るからこそ
その冒険者もこの世界で存在できているのだと言ってやると少し嬉しそうな顔をしながら巣へ帰っていった。
これも世の平和を守る騎士の務めだ!
そして冒険者たちの経験値になってください。
む、何やらモンスターのような、人のような・・・
・・・かまわん!怪しい素振りをするほうが悪いのだ!
そうして私は遠慮なく、アイスアローを撃ち込んだ。
何を言う!
(お前のような)モンスター討伐は私の仕事だっ!(酷。
緑のゴブリン(自称ペット)を召喚してくるので、公務執行妨害を名目に処分しておいた。
氷漬けにして、粉々に砕いておいたものの異常な再生能力を誇るので何度でも沸いてくるんだがな・・・
紆余曲折・・・いろいろあった。
カオスキャッスルやデビルスクエアへの単独侵攻
無能な上司の尻拭いを兼ねた無茶なブラッドキャッスル攻略・・・
異界から迷いでてきたうさぎの引率
ネタ的に一番苦労した、クラスチェンジ・・・
本当に色んなことがあった・・・そしてとうとう来た!
愛馬ディノンバッハ3世(くらい)とともにこの大空へ!
私はここで新たな力を手に入れる!
新たな力の為の生贄となれ!
こうして私は、翼という新たな力を手に入れたのだった。