番外編1「セティアの冒険」





突然失礼、お初に御目にかかる
私はセティア、まだまだ未熟な一介の戦士だ。

我が主が「お前の冒険譚でも記してみてはどうか」と仰るので

この場を借りて、我が軌跡を残していこうと思う。






今日は主の密命を受けカオスキャッスルへと侵攻した。
密命とはここで落ちる希少な石を採取、及び怪しげな儀式の阻止!
腕も磨けるので一石二鳥と言えよう。
しかし、ここは猛者が多いな…恐ろしい所だ
もっと精進しなければならないな。

何故か弓が腹から出ているように見えるのは気のせいだろうか?
これも儀式の影響なのか!?
……恐ろしい所だ。






「あの…」
遠征準備を整えていると、ある少女に話しかけられた

どうやら駆け出しの戦士らしい、懐かしいな。
話を聞いてみるとどうも、自分の方向性で悩んでいたようだった

私も(自称)騎士見習いとして、騎士道精神は忘れない
できる限りのアドバイスをして、しばらくの談笑を楽しんだ

かわいい…などと言われるのに慣れていないので少し照れたが。






今日はモンスター討伐の任務を主から受けた

魔物の巣窟に一人で挑む…というのは少し心もとないが。





今日も頼むぞ、ウニンダルトン3世!





どうやらコイツがこの巣窟のヌシらしい
…が、愛馬ウニンダルトン3世と共にある私にとって討伐は造作も無いッ!





成功報酬は桃色の不思議な箱だった
…キャンディボックスからキャンディが出ないとはこれいかに。






どうも異界から不思議なうさぎが迷い込んだらしい

元の世界へ還してやろうとするのだが
「キュ、キュ、キュー」と攻撃するたびに鳴かれてしまっては…
何故か可哀そうなことをしている気分になる。

しかし、戻り際にアイテムやら資金などを置いていってくれる辺り感謝されているのだろうか?
…そうであって欲しい。






何度目かの挑戦で討伐完了
私の腕も上がってきただろうか?






ふと雪の街、デビアスへ立ち寄るとカッコいい御仁が。
美しいのではなく、カッコいいというのがネックだと私は思う






いつの間にやら私も隊長格となったらしい。
新人隊員の仔真隊員を従えて遠征にでていた









カッコいいと言われてしまった
これは半端な姿は見せられないな、隊員を失望させるわけにはいかないだろう。

…いつかあの御仁のようにカッコよくなれる日は、私にくるだろうか?



番外編1(終)










































〜おまけSS〜

(さっきの続き)











まぁこの会話が今回のセティアのキャラ付けをしようかなーと思った原因だったり(笑。

女騎士とかカッコいいですよね(ぁ